初節句の時の思い出

2011.11.26

「3月に生まれた長男の初節句のとき、あなたはとても張り切っていましたね。『まだ何もわからないんだから、お祝いは来年にすれば?』と私が言うのも聞かず、『ばか、何言ってるんだ。これは健康に育ってほしいという親の願いをこめた祝い事なんだ。子供がわかろうが、わかるまいが関係ない』と言って、立派な五月人形も買ってきました。お節句の日は、あなたのご両親、私の両親を呼んで、お祝いしましたね。あなたはいちばん上等な着物を着て、息子を抱き、本当にうれしそうでした。

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あなたの願いが聞き届けられたのか、本当に3人ともたいした病気もせずに、大きくなってくれました。そういえば、長男の初節句のとき、あなたの張り切りようを見て、私の母が、『やっぱり初めての子供はうれしいのね』と言ったことがありましたが、その2年後に生まれた次男のときも、5年後に生まれた三男のときも、同じようにお祝いしましたね。あなたは本当に分け隔てなく、子供たちを可愛がってくださった。私など、長男と次男がけんかをすると、つい、『おにいちゃんなんだから我慢しなさい』と怒ってしまうのに、『二つしか離れていないのに、そういう怒り方をするのはやめなさい』と、2歳と4歳の子に向かって、けんかの原因を問いただしたものでした。あなたがいなかったら、私はどうやって子供を育てていっていいか途方に暮れていたことでしょう……」





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