日本人は、いままで上を向いて頑張るのが普通でしたが、今後はやや下へ落とすという考え方が大事で、そのかわり10年後にはワンランク、ポーンと上がるという希望を持てばいいのです。30代というのは、子どもも小さいですし、会社内での地位もそれほど責任のあるところではないですから、これからまだどのぐらいお金がかかるか、本当にはわかりません。だけど、30代で家を持って10年もすると、自分の会社における地位も見えてくるし、子供も2人で打ち止めになったとか、いろいろなことが見えてきます。
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少なくも、どの程度お金が必要かなという、今後の資金調達のメドが、詳しく計算しなくてもついてきますし、またその段階で、もうこのマイホームもそろそろ手狭かなということになります。10年先なら不動産事情も変わっているでしょうから、買い替えのタイミングが出てくることもありえますし、常にそういう夢を持たなくてはいけません。永久に買い替えがないということは、まずあり得ません。家はドンドン古くなるし、新しい住宅地もできるし、政府の住宅政策も変わります。10年の間に世のなかがいろいろ変化することは間違いありません。「いまは土地事情が悪いけど、物価上昇率ぐらいには値上がりしながら土地が活発に動くときもくるだろうから、そのタイミングをとらえて買い替えをしよう」こう思っていればいいでしょう。そのために、いまは我慢のしどきです。無理を重ねるのは、トクではありません。マイホームを持てた人と持てない人の差はどこにあるか。