蛍光灯のような消耗品だけではない。たとえばLPガスの料金もそうだ。実は都市ガスの圏内は案外狭く、日本には都市ガスが来ていないマンションや団地が数百万世帯の規模で存在している。メーター制でガス屋から毎月の料金が請求されていても、実はガスコンロをひねるとLPガスが出てくるというマンションは、案外多いのだ。このLPガス料金も、今では完全に自由化されている。価格体系は高い業者と安い業者では、なんと三倍近い開きかある。
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もっと驚くべきことに、同じ業者でも、マンションごとに料金体系が異なっているのだ。完全自由化とは、そういうことを意味するのである。LPガスはLPガス。どの業者が供給しようと、種類が違うわけでもない。これは、交渉すれば安くしてもらえる可能性が高い料金の筆頭だろう。交渉のための強力な武器がある。各地方の経済産業局が「簡易ガス事業者の料金改定状況」という資料を公開している。関東地方なら、関東経済産業局のホームページ上で公開されている。まず、自分のマンションが契約している業者の単価を見てみよう。同じ業者が、自分のマンションよりも安く、よそのマンションに供給していることはないだろうか。もしもそうなら、ただちに交渉するべきだ。業者が値下げに応じなければどうするか。その時は、このリストから近隣圏内のマンションをリストアップして、各マンションのガス料金をチェックする。中にはきっと安い業者が見つかるだろう。それらの業者に目星をつけ、このリストには載っていない近隣のLPガス店数店も対象に加えて、入札を行えば良いのである。法律によって、ガス供給業者が守るべき安全基準はガンジガラメに決められている。管理組合が業者を替えたとしても、おかしなガスが供給されたり、点検が手抜きになる心配はない。総会の時に、ガス業者を安い業者に変更することについて、事前に承認を取った上で選定作業を行う。きっと住人全員から感謝されることだろう。