「再開発」の意味が変わる

2011.10.07

大きな流れの中で、明治以降一〇〇年以上かけて細分化されてきた日本の土地は、また一〇〇年以上かけてヨーロッパ並みの区画地の広いゆったりした住宅地に生まれ変わっていくだろう。いまは、再開発といえば狭小な住居をまとめて高度利用するためにマンションを建てることを意味しているが、いずれ「再開発」は、いくつかの区画を合わせた広い分譲宅地とか、低層の分譲住宅にすることを意味することになると思う。明確に区分けされていた都市部、郊外部、田舎は、今後、都市部の区画が広がると庭に木が植えられて郊外部の庭と区別がつきにくくなり、郊外部の小規模な畑や林と田舎の畑や森との境外がつきにくくなってくる。都心部が郊外部に、郊外部が田舎ににじり寄っていく。その中で利用されなくなる郊外の住宅地、マンションの跡地は、全部公園、緑地、林にしたらどうだろう。山あり河ありで変化の激しい日本だけに、やり方によってはスイスのような観光地に変えることができるだろう。そして、田舎の農地の生産物は日本の輸出新商品としての地位を確立するであろう。

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