「一部ALC版」の姑息

2011.12.19

最近、マンションの外壁に採用されることが増えてきたALC版(気泡軽量コンクリート版)についてです。高さ60メートル以上の超高層マンションであれば、重量が重過ぎると、躯体に負担がかかる分、柱や梁が大きくなって住居部分が狭くなるなどの弊害が生じるため、ある程度軽量化しなければなりません。その点では、外壁等にALC版を採用することは止むを得ないでしょう。しかし、それ以下の高さの建物の外壁にまで、ALC版を採用しているのは疑問があります。

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ALC版というのは、鉄筋ではなく、鉄線を入れ、コンクリートを泡立てて軽量化した板状のものです。したがって、この板は鉄筋コンクリートではありません。もちろん、耐久性や耐衝撃性はダブル配筋のコンクリート壁よりかなり落ちてしまいます。にもかかわらず、あるマンションではこのALC版をバルコニー側と外廊下側の住戸の外壁に使い、剱側(建物の両サイド)のバルコニーや外廊下等がない場所にだけ、耐久性のあるダブル配筋の鉄筋コンクリート壁を採用していたのです。工事費削減のためとしか思えません。





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